○兼任スタッフをやってみようと思ったきっかけ
「早立ち」「mono-series」という形式を思い立ってからの4年は「専任スタッフ」でした。ただ、なんせ自分自身が出たい大会だったのと、今後長続きさせるためには「神野も出場する」形がベターと考え、'17は主宰をやりつつ出場もしています。
○これまでに担当した業務
事前は主宰として、方針決定、議論整理から備品の準備まで、一通りの事務作業をやっています。ここをどう分担するかが、長続きさせるための今後の課題です。
当日は主に司会を担当しています。当然ながら「早立ち」の司会をやるのは初めてなので最初は自分自身戸惑いましたが(台本書いてるの自分なのに!)、数問やるうちに「ああ、こういうことなんだな」ということがわかってきました。基本は普通の司会と同じですね。他と違う点は、誰かが立ったときにちゃんと「Stop!、2、1、それまで!」を続けて言うことくらい。
○実際に兼任スタッフをやってみて感じたこと
これは「新人王/早押王」なんかもそうなんですが、1日の半分を「参加者」、半分を「スタッフ」として過ごすのは気力・体力はかなり要ることを痛感してます。「交互出題」「兼任スタッフ」とか軽い気持ちで思いついた奴誰だよ、と思うこともあります(自分ですが)。
ただ、これは朝のミーティングでも必ずお伝えしているのですが、「それだけ濃密な1日を過ごせる」、というのは自分がやってみて実感しました。
○プレーヤーとして感じたこと
自分にとっても「全然知らなかった知識」が多く、一方でそれを「当然のように正解する」人がいて、勝ち負けというより「凄い物知りがいる!」と毎回びっくりしています。
しかも、全国統一でペーパークイズの順位・殿堂という形で比べてみることができるわけで、「他の地域にはさらに他の物知りが!」と思うと、思わず笑ってしまうことがあります。
一方、そんな物知りたち相手に、クイズとは全然関係ないところで覚えた知識で少数正解できることもあったりで(上の写真の「導入」も漫画知識ですし)、そこは「幅の広い」出題の面白いところだと自分でも思っています。
○これまで出して印象的だった問題
Q.観客のかけ声にもいろいろありますが、「チョモランマ!」「冷蔵庫!」「背中に羽がはえてる!」「肩メロン!」「ナイスバルク!」「ナイスカット!」「切れてる!」といえば、どんな大会で見られるかけ声?
A.ボディービル
……問読みに叫ばせたい系問題を毎回入れてます(その前はカラオケの「ONLY YOU」合いの手でした)。と思ったら他のチームで「北方領土エリカちゃん」の熱演が全国で……。
Q.ガーデニング・園芸などにおける雑草や虫の駆除方法の一つで、農薬を使わずに人間の手で駆除することを、農薬にたとえてカタカナ5文字で何という?
A.テデトール
……クイズではまず聞かないけれども、その分野(これであれば園芸や農業関係のブログ)を見ると山程出てくる表現を探し出し、それで「へーっ」という反応が返ってくるときが嬉しいです。
○メッセージ
mono-seriesはいろいろな楽しみ方がある大会です。「競技として挑む」「知識を試す」「一日どっぷりクイズを楽しむ」など。その中で「全国200人以上の人に問題を出し、その反応をいただく楽しさ(事後のネット上での盛り上げも含めて!)」というのも、mono-seriesとしての楽しみ方の重要な要素だと思っています。
自分も今後どのような携わり方になるかわかりませんが、毎年mono-seriesには問題を提出し続けていきたい、と思っています。皆様もいかがでしょうか?